2007-01-01から1年間の記事一覧

読売新聞戦後史班編『「再軍備」の軌跡』

読売新聞戦後史班編『昭和戦後史「再軍備」の軌跡』読売新聞社、1981年。 読売新聞に連載された記事を再構成した本書は、多くの新資料や当事者の証言をもとに日本再軍備の軌跡を詳細に追った本格的な研究である。本書を一読して、まず、驚かされるのは当時存…

栗田直樹『緒方竹虎』

栗田直樹『緒方竹虎――情報組織の主宰者』吉川弘文館、1996年。 リベラル政治家として名高い緒方であるが、現時点で緒方に関する最も手堅い実証研究である本書からは、こうしたイメージとは少し異なる緒方像を見ることができる。緒方は、清廉ではあったが、決…

畠山清行『秘録陸軍中野学校』

畠山清行(保阪正康編)『秘録陸軍中野学校』新潮文庫、2003年(初版番町書房、1971年)513−700頁 畠山は代表作『日本の埋蔵金』三巻で知られるように、戦前から埋蔵金にまつわる多くの伝承や証言を整理した日本埋蔵金研究の泰斗ともいえる人物である。千三…

本田善彦『日・中・台 視えざる絆』

本田善彦『日・中・台 視えざる絆――中国首脳通訳が見た外交秘録』日本経済新聞社、2006年 北京、台北双方の首脳通訳を担った台湾出身者に焦点をあて、彼らへのインタビューから主に構成された書籍。人民政府の対日外交を担った人物の多くが台湾出身であった…

矢田喜美雄『謀殺下山事件』

矢田喜美雄『謀殺下山事件』講談社、1973年 下山事件の取材を直接担当した朝日新聞記者が著した「謀殺説」の決定版ともいえる書物。近年、再び下山謀殺説をとるノンフィクションが数多く現れてきたが、矢田が長年に渡る取材を通じて入手した一次情報や証言は…

記事:第二十回外交文書公開 

西日本新聞、2007年8月30日 学会や国会の強い要請を受け、外務省は1976年から、作成後おおむね30年が経過した外交文書を公開している。今回は20回目で、2005年2月以来。50−60年代を中心に日米首脳会談はじめ2国間外交、賠償問題、多国間条…

畠山清行『何も知らなかった日本人』

畠山清行『何も知らなかった日本人』詳伝社、2007年

河口俊彦『大山康晴の晩節』

河口俊彦『大山康晴の晩節』新潮社、2006年

殷燕軍『日華講和の研究』

殷燕軍『日華講和の研究』柏書房、2007年

小谷賢『日本軍のインテリジェンス』

小谷賢『日本軍のインテリジェンス』講談社、2007年。

John W. Garver, The Sino-American Alliance, Ch6, 8, and 10

John W. Garver, The Sino-American Alliance: Nationalist China and American Cold War Strategy in Asia, M.E. Sharpe, 1997, Ch.6, 8, and 10, 93-111, 148-166, and 186-190.

Weiner, Legacy of Ashes, 39-62, 116-121

Tim Weiner, Legacy of Ashes: The history of the CIA, Doubleday, 2007, 39-62,116-121

FO371-110496X, 9235X

FO371-110496X, 3123-3153. FO371-9235X, 2442-2692

FO371-110496X, 2999-3123.

FO371-110496X, 2999-3123.

Weiner, Legacy of Ashes, 20-38

Tim Weiner, Legacy of Ashes: The history of the CIA, Doubleday, 2007, 20-38