記事:中国軍の死者18万人=朝鮮戦争で国防大専門家

中国軍の死者18万人=朝鮮戦争で国防大専門家

6月28日14時26分配信 時事通信
 【香港時事】中国のニュースサイト・人民網が28日までに伝えたところによると、中国国防大学の専門家がこのほど発表した論文で、朝鮮戦争(1950―53年)に北朝鮮側を支援して参戦した中国軍の死者は約18万3000人だったことを明らかにした。
 論文は国防大教授の徐焔少将が歴史専門誌・文史参考に掲載した。論文が紹介した中国軍衛生部門の統計によれば、戦闘と事故による死者は11万4084 人。さらに、遼寧省丹東市にある抗米援朝戦争(朝鮮戦争)記念館が全国各地の民政部門で戦死者名簿を調べた結果、病死を含む中国軍の死者数は計18万 3108人であることが分かったという。
 中国当局朝鮮戦争での中国軍の死者数を公表しておらず、外国では「死者100万人」との見方もあった。この戦争では北朝鮮側250万人、韓国側150 万人、米軍6万人が死亡したとみられている。